おとめな宝塚

新米そしてライトなファンによる宝塚観劇記

宝塚花組『アルカンシェル』観劇

宝塚大劇場にて、宝塚花組アルカンシェル』を観劇してきた。

「ああ、それでも宝塚は夢のようでいいなあ」と実感。

現体制であれば宙組は絶対に見ないし、今後は花組星組しか観ないと思うけど。

今回はじめて友の会の一次抽選でSS席が当たって、かなり前方で観られた。

これまで1F26列が最前方だったので(汗)、こんな前で観てしまうと、今後が心配。もう後ろへは戻れない??

前方で観て、「柚香さんがいかにスタイルがよいか」「永久輝さんが細いか」「聖乃さんが超絶美形か」がよくわかった。

さていろいろ言われている演目ですが、たしかに柚香さんの退団公演は王道のショーつきがよかったと思う。でもダンスシーンは豊富にあったし、柚香さんの魅力が伝わる演目ではあったと思う。

プアな観劇歴しか持たない私であるが、柚香さんのものは、巡礼の年、うたかたの恋、鴛鴦歌合戦、そしてアルカンシェルと4本も観ることができた。特に輝きという点において稀有なトップスターの公演を4本も観られて、幸せだったと感じる。

全身が特別な光で覆われている柚香さん、すべての技術が高く「ザ・タカラヅカ」の魅力に溢れる永久輝さん、こんな美形はいるのかというぐらい顔が美しい聖乃さん(もちろん全身も!)。

しかし後の方たちは、まだまだかなと感じる。有望株の希波らいとさんもまだまだオーラを放つ前かなと。

となると柚香さんの退団後、彼女が放っていた輝きを補充する必要がないか?

以前によく言われていた鷹翔千空がくるのが妥当だと思う。でも宙組は当分動けないだろう。私のお気に入りの瑠風輝さんは月組に異動してほしいが、これも無理だろう。

(そう思うと、雪組での縣千のスター性はすごい。咲ちゃん、そらくん、朝美さんがいてもちゃんと目立っている。)

それから時期娘役トップの星空美咲さん。これまでとてもうまい人だと感じていたが、今回は演技については星風さんの影響を受けすぎていないかと思った。ややオーバーアクション。鴛鴦歌合戦のときはうまかったんだけどな。あと歌も高音がやや絶叫気味。星風さんのほうがかなりうまい。演技はともかくとして、歌はもう少し磨いてほしいな。もし星風さんのように高音が出ないなら、その対策をとってほしい(というのも、きれいな高音は出せる人のほうが少ない)。

美羽愛さんではなく星空さんが次期娘トップをとったことは、大変妥当だと思うが、今回前方で観ると美羽さんの笑顔や可愛らしい雰囲気がとてもよく、永久輝さんとは美羽さんのほうが合ってないか?

「永久輝×星空」はやや無機質になりがちかも。しかしそのあたりは、逆にそれが生きる演目を選べば問題ないか。

期待・ドン・ジュアン

大劇場より御園座のほうがずっと自宅から近いので、2回は観たい。

(だいもんの印象が超強いですが、、。)