おとめな宝塚

新米そしてライトなファンによる宝塚観劇記

宝塚について最近思うこと

一番の贔屓、礼真琴さんの休演、大好きな和希そらくんの退団発表、、という伏線があったことも災いして、今回の宙組のゴタゴタで、宝塚に対してかなり冷めてしまいました。

その冷め方は、星組のRRRのチケットを取る気があまりしない、というぐらいに重症です。いや、さすがに抽選には申し込むと思います。でもどうせ当たらないし、その場合先着順に参戦するだけの気力がわかない状況です。

宙組に関しては、少なくとも当分は観ないと思います。

*もえこちゃんが観られないのが唯一心残りです。

本日発売の文春記事。

私は読みました。

文春を読むことを恥とは思いません。人間なんて高尚でも何でもなく生来ゴシップ好きだと思っていますから。また表現の自由が侵されることのほうが怖いから、文春に対して強い怒りはないです。

彩風咲奈さんが上層部の直談判した話。

あれは本当のことのように思います。

咲ちゃんの舞台でのご挨拶を聞いていると、全方位的に心遣いができる、本当にすばらしいトップスターであることがよくわかります。その咲ちゃんなら、雪組を守るため、劇団(バックとしての阪急)に楯突くことで、今後不利な状況に置かれることもあるかもしれないのに、そんなことはものともせずに、立ち上がったのは納得できます。

咲ちゃんが雪組のトップに就任したときは、前任者の望海風斗さんに比べるとちょっと物足りない気がしていましたが、『ボニー&クライド』から、好きになっていき、『ジュエルドパリ』のショーでは、その圧巻の真ん中力にノックアウトされました。「また絶対にショーでの咲ちゃんを見たい」と強く思いました。

その咲ちゃんも、退団が見えてきたような発表が今日ありましたね。咲ちゃんの任期については、後に続く後輩のために早めに退団を決めた、ちぎ・だいもんの精神を引き継ぐと思っていたので、ベルばらで退団であっても驚きはありません。もちろん咲ちゃんをもっと見たいですが、それよりも潔く退団をする(であろう)咲ちゃんが好きです。

不思議なのは、「咲ちゃんが雪組生を守るため、上層部に物申した」という記事を読んでから、宝塚への冷めた気持ちがちょっと柔らいできたのです。少なくとも、雪組は応援したいという気持ちが芽生えました。

そういう方も多いのではないでしょうか。

保身ではなく、リーダーとして腹を括って立ち上がるという姿勢が、人の心を打つという見本だったと思います。

咲ちゃん、ずっと応援している。