おとめな宝塚

新米そしてライトなファンによる宝塚観劇記

宝塚星組『1789』東京公演千秋楽LIVE配信を視聴

宝塚星組『1789』東京公演千秋楽のLIVE配信を視聴しました。

見てよかったです。大感動とかそういうのではなく、見ておいてよかったという感情です(いや、もちろん感動しています)。

トップスター礼真琴さんの休演にまつわるあれこれ。

これまでにないぐらいブログやXを読み漁り、多様な意見や感想を目にしました。

その都度、同感を覚えたり、逆にそれはないな、と思ったり。

私自身もこのブログに感情的なことをあれこれ書き、大騒ぎに加担したわけですが、おとといあたりから、なんか一気に冷めてしまいました。大騒ぎに嫌気がさし(大騒ぎをした自分にも)、公演自体から心の距離ができてしまいました。

『1789』に関しては、一枚だけ持っていた大劇場でのチケットが休演で飛んでしまい、全く観られませんでした。

大劇場でのLIVE配信を見なかった理由としては、悔しかったからです。配信で見たら、生で観たかったなあ、と思うことが間違いなかったからです。

本日のLIVE配信も同様の理由で見ないでおこうと思っていました。一気に冷めてしまったおとといは、上述のとおり公演自体がどうでもよくなってしまい、見る気を失ったに等しい心情となってしまいました。礼さんカムバックの大感動千秋楽なんてどうでもいいとさえ思ってしまっていました。

でも昨日の夜から、有沙瞳ちゃん(間接的にちょっとつながりがあり、実は応援していた)の最後を見届けたいなあ、という気持ちがもたげてきて、LIVE配信を見ることに決めました。

見た結果は以下のとおりです。

礼真琴さん、圧倒的と感じました。

ミュージカルにおいては、敵なしと思いました。

歌も、例えばボディパーカッションでの身体のキレも、ひとりだけレベルが違う。

また芝居も今までで一番よかったと思いました。

そして、わたしが見たくなかった大感動祭りはありませんでした。

そのあたり、礼真琴はすごい。ちゃんと抑制を持っています。感謝や謝罪の言葉も決して感情的になることなく冷静に述べていました。涙も最小限しか見せなかった。

わたしはこのブログでもさんざん「礼真琴さんは宝塚だけで消耗され尽くしてほしくない」と書いてきました。礼さんには「宝塚の次」まで見据えて芸の道の歩みを進めてほしいと思っていました。でもそれが間違いであることがわかりました。礼さんの本日大千秋楽での発言から、礼さんは宝塚で輝き続けることを求めているのだということがわかりました。

ですから、ファンとしては宝塚の舞台に全身全霊を捧げる礼真琴さんを応援するしかありません。

今日のLIVE配信見てよかった、と心から思っています。

礼真琴というトップスターが、芸事だけではなく、思慮深く覚悟を持った、またとないトップであることを知り、自分もファンとして宝塚のトップスターとしての礼真琴を応援し続ける覚悟ができました。