おとめな宝塚

新米そしてライトなファンによる宝塚観劇記

宝塚花組トップスター柚香光さん退団発表

花組のトップスター、柚香光さんが2024年5月26日付で退団されることになりました。

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20230815_004.html

 

相手役の星風まどかさんも同時退団です。

 

たぶん次作で退団だろうとは思っていましたが、実際に発表されると寂しい・・。

ずっとオペラを観てきた身としては、宝塚を見始めたころは、失礼ながら宝塚全体の歌のクオリティに、「???」状態でした。

だから数少ない歌うまの望海風斗さんと礼真琴さんがすぐに好きになりました。

望海さん(2021年に退団)も礼真琴さんも、今も変わらず大好きですが、「宝塚なるもの」、「宝塚のトップスターはどんな存在なのか」を教えてくれたのは、柚香光さんです。

幸いにも巡礼の年、うたかたの恋、鴛鴦歌合戦、と最近の3作を続けて大劇場で生観劇することができました。

宝塚のスターさんは誰もが凡人にはない輝きを持っています。

しかし舞台に登場したときから最後に幕が下りるまで、ずっーーと輝きを放ち続け、ずっとーーと目が離せないのが柚香さんでした。

宝塚とは、圧倒的な輝きを観客に浴びせ続け、夢の世界へ連れていき、多幸感を与えるところである、ということを柚香さんが教えてくれたと思います。

抜群の人気を誇っていたのに、7作で退団とはもったいないとも言えますが、星風さんともども潔くかっこいいと感じます。

巡礼の年、うたかたの恋、鴛鴦歌合戦の3本に関して言えば、『うたかたの恋』が最も柚香さんの輝きが感じられました。まさに頂点。

このブログにも婉曲気味に書きましたが、それに比べると『鴛鴦歌合戦』はショーも含めて、勢いというよりは落ち着き感が優っているように感じられました。どこか少し引いたような、達観したような雰囲気が感じとられたのです。退団が確定していたからこそ醸し出されていたものだったのでしょう。

VISAに押し切られた、というような言説が出てくるのは、うんざりです。わたしは永久輝せあさんは、ほぼパーフェクトな宝塚スターだと思っています。去ってゆく柚香光さんに思いを馳せながらも、次期トップスター(100%近く決定)の永久輝さんも応援したいと思っています。ビバ!花組!(笑)。

ところで、私はこのブログでも書いていて、他でもヅカファンに言い続けているのですが、柚香光さんは退団後、パリ、ニューヨーク、TOKYOなどのファッションショーでランウェイを歩くと予言しておきます。